2011-03-22
震災に寄せて
先日、3/10(木)、「Dr.バリーのオープン・メディテーションvol.1
~慈悲を失った結末 1959年チベット、1945年東京、3月10日~」が開催されまた。
1959年3月10日の「チベット蜂起」、1945年3月10日の「東京大空襲」、
共に大きな悲劇が起こった日です。
この日は参加者のみなさんと、多くの人々が犠牲になったこうした出来事や、
大切な人を失う、生活を失う、などの苦しみについて分かち合う時間をもち、
最後に「トンレン瞑想」を行なっていきました。
そして、翌日。
2011年3月11日・・・
またしても大変な悲劇が起こってしまいました。
被災地の悲惨な現状を知るたびに、唖然とし、心を痛め、自分に何かできることは
ないかと試行錯誤されている方も多くいらっしゃるかと思います。
このタイミングでこうした悲劇が起こった今、私たちはこの「トンレン瞑想」を
実践することで、被災地の方々にたくさんの光を届けていきましょう!
募金や節電、物資の援助などと違って、直接的な支援ではないかもしれませんが、
心を込めて行なえば確実に被災地の方々に届くはずです!
以下、Dr.バリーよりメッセージをいただきましたので掲載いたします。
【この大惨事を日本で一緒に体験している、Dr.バリー・カーズィンより。】
「最善への希望を持ち、同時に、最悪のための準備をする」
今、日本は大変な時を迎えています。
こういうときこそ、しっかりと強く、勇気を持つことがとても大切です。
パニックする必要はありません。
とても難しい状況ですが、それでも事態はよくなるでしょう。
こういうときは、次のような姿勢をとることが重要です。
これは、現実的である、ということを意味します。
それはまた人のことを考え、他者の安全や幸せを思いやるということも意味します。
日本の、とくに東日本で、命を失った人々、そして親しい方を失った人々、
また負傷した人々、基本的な必需品がない状態の人々のことを思い、私たちの
愛と癒しのエネルギーを送ることは、非常に大切です。
私たちの愛と癒しのエネルギーがたとえ直接届かなくとも、それでもこういう姿勢は、
さらに穏やかで安心する雰囲気を自分たちの周りにはぐくむことになり、
それによって、周りの人たちと自分たちを助けることになるのです。
「こういう最中だからこそ、慈悲についての瞑想であるトンレン瞑想を一緒にしましょう!」
ぜひ「トンレン瞑想」になじみのある方は、この瞑想を実践してください。
今まで瞑想などされたことがないという方も、下記のようなことを行なってみてください。
これはチベット仏教の慈悲の瞑想で、「取り去り、与える」という意味です。
(1)通常の呼吸で、背中をまっすぐにして座ります。
(2)息を「吸う」ときに、
日本人すべてやそれ以外の人たちの恐れ、痛み、寒さ、苦難を「取り去り」ます。
実際には直接苦痛を取り除くのはできないとしても、少なくとも苦しんでいる人を
自分にもっと近く感じられるようになります。
(3)息を吐くときには
日本で巨大な津波で亡くなった人方たち、
避難している人たち、
電気や水やガスなどの基本的な供給もなく、
東北の雪の中で恐怖と寒さに苦しむすべての人たちに
穏やかにする愛と癒しの暖かいエネルギーを「与え」ます。
私たちは全員いつでもどこでも呼吸はしているので、
この瞑想は、いつでも日夜問わずすることができます。
このように、困難のさなかにいる人々に慈悲と思いやりの態度を向けることは、
私たち自身が、現実的でポジティブのままいられることの助けともなります。
こうして、私たちは、しっかりと強くいることができ、
人の役に立ち続け、互いに助け合い自分自身も助けることができるのです。
Dr.バリー・カーズィン
Dr.Barry Kerzin