Dr.バリー・カーズィン / Dr. Barry Kerzin M.D.
「入菩薩行論」研修会①
“THE WAY OF THE BODHISATTVA”, Course 1
チベット仏教僧バリー・カーズィン博士来日研修会
「入菩薩行論」
-THE WAY OF THE BODHISATTVA-
虚空があり続ける限り
有情があり続ける限り
私があり続け
衆生の苦しみを滅ぼせますように―
シャーンティデーヴァ
“FOR AS LONG AS SPACE ENDURES,
AND FOR AS LONG AS LIVING BEINGS REMAIN,
UNTIL THEN MAY I TOO ABIDE TO DISPEL THE MISERY OF THE WORLD.”
Shantideva
チベットの精神的リーダー ダライ・ラマ14世は、チベットから亡命する際に何も持てるものがない状態で、唯一このシャーンティデーヴァの『入菩薩行論』のテキストを手にしました。
「私の常なる願いは、この宇宙が存在する限り、有情の苦しみがある限り、輪廻の世界に留まることだ。力の限りその者たちを助けるために。」
現在もダライ・ラマ法王は、このテキストに出てくる言葉をいつも口にしています。
苦しみのあるところに生まれ、それらを助けることを切に願い行動する菩薩としての生き方。
アメリカ人医師で現在チベット仏教僧でもあるバリー博士から、このシャーンティデーヴァのテキストを通して、菩薩としての生き方を学んでゆきます。
通訳がつきます
参加者の方の感想
・バリー博士のお話を伺っていると心がオープンになって行くのか、最後の質問の時間には、あたたかい気持ちがあふれて来て、涙が出そうになりました。“全ての人の中に、純粋さ、優しさを見る”。これを実践して行けばあたたかい世界が体現出来るのではないかと思った。バリー博士の穏やかでにこやかなお話をこれから体験しに伺います!!。
・今を生きることの大切さに気付きました。またCOMPASSIONがとてもACTIVEな物だという事がわかりました。
・瞑想の大切さを実感しました。本当の教えは人ではなく、否定的な感情という言葉に深く納得しました。
<研修費に関して>
チベット仏教の伝統で大切にされていることに、「心の教え(ダルマ)を伝える時に報酬をいただかない。」というものがあります。オープンセンスで主催する研修会でも、このチベットの伝統に従い、医師であり仏教僧侶でもあるバリー博士自身は、一切講演料などを受け取っていません。参加費はすべてバリー博士の渡航費用および、日本での滞在経費、または寄附などに充てさせて頂いております。少人数でじっくり学ぶタイプの研修が多いため、現在の研修費を設定させて頂いております。その点をご了承のうえご参加いただけたら幸いです。
http://www.opensense.jp/education/workshop/list_all_current.php
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| 日時 | 2010年04月27日(火) 19:00~21:00 |
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|---|---|---|
| 参加費 | 3500円
各日3,500円(事前振込み)/ 4,000円(当日払い)3,500JPY /each day (transfer in advance) 4,000JPY /each day |
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| 場所 | リバース2階ホール 東京都中央区東日本橋1-4-9-2F 最寄り駅 都営新宿線・浜町駅 Place : 1-4-9 Higashi-Nihombashi, Chu-o-ku, Tokyo 103-0004 / Rebirth hall 2F http://www.opensense.jp/studio/rebirth/access.html |
--- 内容詳細 ---
バリー・カーズィン博士プロフィール
チベット仏教の僧侶、教師、また医師として活動中。カリフォルニア州立大学パークレイ校にて哲学の学士取得後、南カリフォルニア大学にて医学を学び、ワシントン大学の医学部助教授となる。インドのブッダガヤにて、ダライ・ラマ法王から比丘(ビクシュ、僧侶)の戒を受ける。
幼少期、命を脅かす病気にかかったことがきっかけで医師になり、さらに親や妻という身近な人の死を続けて体験したことから、仏教の道に入る。
北インド、チベット亡命政府のあるダラムサラという地に18年間暮らし、高血圧の治療に効果のあるチベット伝統医学の研究、教育方法の実践を行う。またその間、2ヵ月から3年に渡る瞑想の修行を行う。ダライ・ラマ14世の推薦もあり、仏教の修行を続けながら人々の治療にあたる。アメリカ家庭医学理事長を過去に5度再任、また、またアメリカ家庭医学会の研究者でもある。
アメリカ、インドにて仏教についての講話をしたり、大乗仏教の中観派哲学について著書も記している。
19年間勉学と瞑想修行に励んだ後、ダライラマ14世の元で比丘に認定され、三人の有名なチベットの高僧たちの死後まで治療に当たる。三人の僧たちは死の床に就く数週間、「燈明な光の中」にあるというチベット仏教では最も高次の精神状態にあり、死んでからなおも死体は腐ることなく体温が温かい状態で維持されていた。
ここ数年は、ウィスコンシン大学医学部のリチャード・デイビッドソン、アントイン・ルッツ、またプリンストン大学のジョナサン・コーヘン、ブレント・フィールドと共に、神経科学の研究にあたっている。
Dr. Barry Kerzin
Barry Kerzin is a Tibetan Buddhist monk, practitioner, teacher, and medical doctor.
BARRY completed his B.A. at the University of California at Berkeley majoring in
philosophy. He received his medical training at the University of Southern
California.
Later, Barry became an Assistant Professor of Medicine at the University of
Washington. He was ordained as a Bikkshu by His Holiness the Dalai Lama in Bodh
Gaya.
Illness and death were powerful influences early in his life. His own childhood
life-threatening illness led him to become a doctor. The death of his mother and
his wife early in life led him to become a monk.
Dharamsala has been home for the last 20 years. Initially, he taught research
methodology and conducted research into the efficacy of Tibetan medicine for
treating high blood pressure.
For the last several years he has been privileged to participate in neuroscience
meditation research with Richard Davidson and Antoine Lutz at the University of
Wisconsin in Madison, and with Jonathan Cohen and Brent Field at Princeton
University.
以下は医師でもあるバリー博士から医療に携わる方へのメッセージです。
日本の医師および医療関係者の皆様、また健康に関わるお仕事をされている皆様へ
バリー・カーズィンM.D.
最近の医学に関することで話題に上がることのひとつに、私たち医師、および医療に携わる専門家として、自分が向き合っている人が、病気で、弱くて、気分も落ち込みやすい患者だということを忘れ、何かとビジネス志向に陥りがちだということです。
日々の忙しい仕事の中で、私たちは患者の方たちに配慮したり尊重したりすることを忘れてしまうことが多々あります。その結果、実は私たちも患者たちも苦しむことになるのです。つまり、患者の側はしっかりと治癒するという信頼を育てることができず、かつ前向きになることもできず、一方私たち医師や医療関係者というケアするはずの側が、疲労感やストレスを感じ、防御的になることさえあります。すると専門技術を用いて他人に奉仕するという満足感でさえ、しばしば満たされないままになります。そして時には、私たち専門家のほうがバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥ってしまうのです。これは特に、患者の病気が慢性的で改善が見られない場合によく見られます。おそらくこれは、腫瘍学や老人医学の場面に最も劇的に現れるでしょう。
私たちはどうしたら、自分たちの職業からより多くの満足感や意義を得るために、日々の医療における体験を捉えなおすことができるでしょうか。アメリカのワシントン大学 の教授だった頃、私はこういったスキルを研修医たちに教えていました。その後私は仏教僧になりました。コンパッション(慈悲心)についての修行から、私は今では、患者やその家族に対する新しいホリスティックなアプローチを取り入れるようになりました。このアプローチは個人対個人としての関係性を大切にし、他者を同等に尊重するものです。もちろん、経験と医学的な知識については、私たちは患者と同じ立場ではありません。しかし、希望や恐れといった、同じような感情を持つ人間として、私たちは患者となんら違いはありません。お互いに対する敬意を育てることで、私たちは相互信頼と思いやりを育んでいくのです。患者の気分が良くなり、回復するだけでなく、私たち医師のほうも気分よく家に帰れるのです。そうすると夜遅くに大食いしたり、お酒を飲んだりする必要もなくなります。家庭生活もよくなり、私たち自身も実際により幸せになり、医師や医療従事者であることも楽しめるようになるでしょう。
このコンパッションについてのメディカルコンフェランスは、患者に対してよりホリスティックなアプローチを発達させ、より敬意を払えるようになるためのテクニックを探求するのと同時に、私たち自身に対してもさらに敬意を払えるような探求をしていきます。私は仏教僧であるのと同時に医師でもありますが、このコンフェレンスは仏教徒のためだけの会議ではありません。私たちは自分たちの手段として、コンパッションを養うという、より人間的なアプローチを応用しているのです。
(注:ワシントン大学(University of Washington)は、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル市にある州立総合大学・研究機関。創立は1861年11月4日。アメリカ西海岸最古の州立大学で、北西部最大の規模を誇る。全米でも広く知られている著名校で、ミシガン大学、カリフォルニア大学バークレー校、ウィリアム・アンド・メアリー大学、バージニア大学などの州立大学トップ校で形成される名門校グループ「パブリック・アイビー」の一つに数えられる。 )
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